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[前日計量]2022.7.12

堤駿斗がついにベールを脱ぐ!

 アマチュア13冠の実績を引っ提げ、プロに転向した堤駿斗(23=志成)が12日、都内のホテルで前日計量を行った。

 堤は、明日(13日)に大田区総合体育館でOPBF東洋太平洋フェザー級5位のジョン・ジェミノ(30=比)とフェザー級8回戦で対戦。特例でのA級(8回戦)デビュー戦となる。堤は、フェザー級リミットを100g下回る57.0s、ジェミノは、300gアンダーの56.8sでパスした。
「しっかりと組み立てたい」
 計量後に囲み取材に応じた堤は「(相手は)自分より小さいが、パワーがありそう。目を見て何か策がありそうなのを感じた。初めて8オンスのグローブをつけて試合をするので、一発に警戒しながら組み立てたい。明日の試合が楽しみ」と決戦を心待ちにしていた。

 本日、23歳の誕生日を迎えた。「良い形で勝って、スタートを切りたい」。堤の表情は引き締まっていた。
2度目の来日
 一方、OPBF東洋太平洋5位のジェミノは、2018年12月に中澤奨(大橋→引退)に2回KO勝ち。鋭い踏み込みからの右フックを得意としている。
左:伊藤沙月(志成)のデビュー戦
 2009年全日本選手権優勝の伊藤沙月(31=志成)は、女子バンタム級6回戦でサオラック・ラリーペンシー(タイ)を相手に、デビュー戦に臨む。伊藤は、バンタム級リミットを100g下回る53.4s、サオラックは、1.5sアンダーの52.0kgでパスした。

 これが約6年ぶりのリングとなる伊藤は「ブランクを感じさせない試合を見せたい。第1試合なので良い流れを作りたい」と意気込んだ。
シリモンコン・シンワンチャー氏が来日
 サオラックのトレーナーを務めるのは、元世界2階級制覇王者で、かつて辰吉丈一郎氏と対戦した、シリモンコン・シンワンチャー氏だ。リングアナウンサーに紹介されると笑顔を見せた。

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