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[前日計量]2022.7.12

井岡一翔とニエテスが計量をパス!

 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級タイトルマッチ、王者の井岡一翔(33=志成)対同級1位のドニー・ニエテス(40=比国)の前日計量が12日、都内のホテルで行われ、井岡は、スーパーフライ級リミットちょうどの52.1s、ニエテスは、200gアンダーの51.9sで両者ともにクリア。計量後には18秒間のフェイスオフで闘志を確認した。

 試合は、明日(13日)に大田区総合体育館で開催され、当日夜9時よりTBS系列で、全国生放送が予定されている。
井岡は黒色のグローブを選択

 1回目の計量で40gオーバーした井岡だが、トイレに行き5分後に戻ってきてリミットちょうどでクリア。自宅のデジタル体重計との誤差が出たようだが、大事には至らなかった。

 明日の試合では、両者ともエバーラスト社製の8オンスのグローブを着用する。色は井岡が黒で、ニエテスは赤色を選択した。

18秒間のフェイスオフ

 会見の席で井岡は「準備は整った。明日は万全の状態でリングに上がる。すべてにおいて紙一重の勝負になると思うが、すべてにおいて上回りたい。チャンピオンとして、強い姿を見せる」と覚悟を示すと「指名戦なので、こなさないといけない試合だが、一度負けている相手に2度負けるわけにはいかない。リベンジして、ケジメをつけてから次のステージに臨むつもりだ。勝ったら、IBF王者との王座統一戦への道を進みたい」と意気込みを語った。

王座返り咲きを目指す

 昨日の予備検診の時には、終始穏やかな表情を見せていたニエテスだが、この日は、やや険しい顔つきで会場入りした。

「フィリピンにベルトを持ち帰る」

 計量を200グラムアンダーの51.9kgでクリアしたニエテスだが、「1日3食摂って、体調も問題ない。(現在、フィリピンの世界チャンピオンは0人だが)勝つ準備は整っている。応援してくれているフィリピンのファンのために、必ず勝ちます。ここをクリアしたら、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)か、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と戦いたい」と抱負を語った。

大田区総合体育館でゴング!
オフィシャル
レフェリー:ベンス・コヴァックス(ハンガリー)
ジャッジ:ジェラルド・マルチネス(プエルトリコ)
ジャッジ:ワレスカ・ロルダン(アメリカ)
ジャッジ:ウィリアム・リーチ(アメリカ)
立会人:レオン・パノンシーロ(アメリカ)

■検診結果
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
王者:井岡一翔(志成)
血圧:119/87mm/Hg
脈拍:73/min
体温:36.7℃

挑戦者:ドニー・ニエテス(比国)
血圧:114/83mm/Hg
脈拍:81/min
体温:36.9℃

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