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[予備検診]2022.7.11

井岡一翔とニエテスが1288日ぶりに対面!

 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級タイトルマッチの予備検診が11日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の井岡一翔(33=志成)と同級1位のドニー・ニエテス(40=比国)が、2018年大晦日にマカオで対戦して以来の対面を果たした。

 試合は、7月13日(水)に大田区総合体育館で開催され、当日夜9時よりTBS系列で、全国生放送が予定されている。
身長と胸囲は井岡が上回った
 井岡が身長で4.2cm、胸囲が2p上回ったが、全体的に大きな差はなかった。囲み取材に応じた井岡は「前回(ニエテス第1戦)も、自分が体格差で優位に立っているとは思わなかったし、(小さいからといって)やりにくさも感じなかった。今回も特に数字は気にならない」と意に介さなかった。

 「今は思いが込み上げてくることはないが、マカオで戦って以来、久しぶりに会って試合が近づいているのを感じる」と、約3年7ヶ月ぶりの宿敵との大一番に気持ちも少しずつ高ぶってきたようだ。
「どちらが真のチャンピオンか証明する」
 「ニエテス選手に負けてから世界4階級制覇を達成して、過去の負けを払しょくしたと思うが、こうして時を経て、また戦うことに運命を感じる。きっちりと決着をつけて、どちらが真のチャンピオンなのか証明したい」。世界4階級制覇を成し遂げたレジェンドボクサー対決を制し、王座統一戦に進むつもりだ。

 「試合に備えて良いコンディションに仕上げて、完璧な状態でリングに上がれるようにしていく」。次戦が22回目の世界戦となる井岡に死角はない。
「特別なことは何もない」
 これが初来日のニエテスは「試合ができることに感謝している。久しぶりに井岡に会えてうれしい」と話すと、「これまでアウェーで試合をしたこともあるので、特別なことではない」と試合への意気込みを語った。
「チャンスがあれば倒しにいく」
 「アハス(=スネーク)」のニックネームを持つニエテスは、ヘビの絵が描かれた紫色のポロシャツを着ていた。「昔のボスが飼っていたヘビの飼育係をしていたことからこのニックネームがついた」と愛称の由来を説明。フィリピン・セブ島では、ヘビを首に巻いて入場したこともあるという。

 「お互いに研究しているので、今回は戦法を変える可能性が高い。チャンスがあればKOを狙う」。キャリア50戦目を迎えるベテランの目の奥がギラリと光った。
決戦は7月13日(水)
■検診結果
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
王者:井岡一翔(志成)
身長:164.6cm
頸周:35.5cm
胸囲:86.4cm
リーチ:166.0cm
血圧:110/67mm/Hg
脈拍:75/min
体温:36.9℃

挑戦者:ドニー・ニエテス(比国)
身長:160.4cm
頸周:34.2cm
胸囲:84.4cm
リーチ:165.4cm
血圧:118/75mm/Hg
脈拍:58/min
体温:37.0℃

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