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[試合後談話]2022.6.12

大阪で大熱戦!

 日本スーパーフェザー級2位の大里拳(28=大鵬)と元日本ランカーのそれいけ太一(30=KG大和)が12日、エルおおさか2Fエル・シアターで開催された「第70回CHAMPIONS ROAD」のメインイベント、スーパーフェザー級8回戦において拳を交えた。

 上位ランカーの大里が力を示したのか? それとも、太一が下克上を果たしたのかーー。
それいけ太一(KG大和)が勝利!
 接戦を制した太一が、ランキング復帰を確実とした。初回、太一が右オーバーハンドをヒットし、幸先の良いスタート。2回になると大里は、ジャブからワンツーに繋げて立て直しを図るが、太一も真っ向から応戦。後半は、太一がボディに細かくパンチを集めて攻勢をかけた。ジャッジ2者の支持を得た太一が勝利した。
「作戦通りに戦えた」
 アウェーで日本ランカーを撃破した太一は、「相手のジャブの打ち終わりに、右オーバーハンドを合わせたが、作戦通りに戦うことができた。採点はどちらに転ぶかわからなかったが、勝つことができてうれしい」と笑顔を見せた。

ボクシングが楽しい

 移籍2戦目で大きな結果を残した太一が、ジムの期待に応えた。上位進出が濃厚だが「まだランキングに見合った実力はない」と謙遜。それでも、「先輩や後輩から吸収させてもらうことばかりで、今はボクシングが楽しい。まだまだ強くなれる自信がある」と飛躍を誓った。
それいけ太一(KG大和)に注目!
 5ラウンドにパンチを浴びて、左顎を痛めたようで「美味しいものを食べて帰ろうと思ったが、顎が痛いので厳しそうですね」。大阪での食事は、またの機会になりそうだが、最高の一日になった。
「相手が強かった」
 一方、悔しい結果となった大里は「相手がくっついてきた時の対処が、今日の自分ではできなかった。ペースを手繰り寄せることができなかった。完敗です」と苦笑いを浮かべた。タイトル戦線から遠ざかってしまう形となり、「やってしまいましたね」と肩を落とした。
採点表

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