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[引退]2022.6.10

元世界ランカー高橋竜平が引退

 元IBF(国際ボクシング連盟)パンパシフィック・スーパーバンタム級王者の高橋竜平(32=横浜光)が9日、自身のSNSで引退を発表した。

 アマチュア20戦10勝(2RSC)10敗を経て、2012年12月にデビューした高橋は、機動力の高さと豊富な手数を武器に、2017年12月にIBFパンパシフィック王座を獲得。2019年1月には、格闘技の殿堂・米国ニューヨーク・マジソン・スクエアガーデンで、当時のIBF世界スーパーバンタム級王者のTJドヘニー(アイルランド)に挑戦した。今年5月20日(金)の木村天汰郎(23=駿河男児)との一戦が、ラストファイトとなった。
17年間のボクシング人生に区切りをつけた
 高橋は、「連敗を喫したことと今後、最高のコンディションでリングに上がるのは厳しいと思った」と、グローブを吊るす理由を説明。「前回の試合は、これが最後のつもりで1日1日を大切に過ごしながら、自分を追い込むことができた。アマチュアを含めて17年間、ライフスタイルであるボクシングをしてきたので寂しさもあるが、ずっと気持ちを張り詰めながらしていたので、今は少し楽になった」と今の胸の内を明かした。
米国マジソン・スクエアガーデンで世界挑戦
 「やっぱりマジソン・スクエアガーデンでの試合が思い出深い」と年明け早々、急転直下で決定したドヘニー戦を思い出の一戦に挙げた。「この日に世界戦があるとは聞いていたが、どこまで本当なのかわからない状況で、正式に決まったのが10日前のこと。そこからすぐにビザを取って、ニューヨークに行きました」。

 「5000人収容の会場だったが、ライトがキレイだったのを覚えている。ドヘニーとはレベルの違いを感じた」と、会場の独特の雰囲気と世界一の男の強さを肌で感じたようだ。しかし、「国内のタイトルを獲り、自分の実力を証明したかった」とも語った。タイミングが合わず、国内のタイトル(日本王座、OPBF東洋太平洋王座、WBOアジアパシフィック王座)への挑戦は叶わなかった。
テンポの良い動きが魅力のボクサーだった
 さらに、ベストバウトとして、2018年6月にタイ・バンコクで世界ランカーのマイク・タワッチャイ(タイ)を撃破した試合を挙げた。「判定ではまず勝てないということで、プレス、ブロッキングを駆使して、コンビネーションで下から崩していくスタイルで戦ったが、元々バックステップしたり距離を取ったりと、どちらかというとアウトボクシング寄りだったので、スタイル変更にすごく苦労した。ガードを上げたり頭を振ると、リズムやテンポ、自分の良さが消えるので、良さを残しながらスタイルチェンジをしていくのに試行錯誤した」と、当時を振り返った。
「これからのことはゆっくりと考える」
 今後に関しては「ハッキリとしていない」と言うと、「これまでずっとボクシングをやってきたのは、何より(ボクシングが)好きだったから。同じくらいの熱量で打ち込めるものを、焦らずに探していきたい。自分がどうなりたいかイメージができてから、動き出していく」と、熟考して次のステージに進むつもりだ。

ボクシングをやり切った

 「自分がこんなに長くボクシングをしているとは思わなかった。学生時代を知っている人からしたら、世界戦までできるとは思っていなかったと思う。(世界チャンピオンという)目標は叶わなかったけど、ゴールテープは切った」と電話口の声はスッキリしていた。
高橋選手、お疲れさまでした
 「横浜光ジムでボクシングができて、本当に良かった。いろいろな国で試合や練習をさせてもらった。他のジムではなかなか経験させてもらえないことをさせてもらった。石井一太郎会長に感謝しています」と、所属ジムへの感謝の気持ちを言葉にした。

横浜光ジムでボクシングができて良かった

 世界戦を発表した2日後には横浜光ジムへ行き、高橋へインタビューしたことを覚えている。試合直前にも関わらず、快く応じてくれた高橋は、「世界のベルトをもぎ取ってくる」と世界戦への覚悟を感じさせた。次のステージでも活躍することを心から願う。

生涯戦績:26戦19勝(8KO)6敗1分

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