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[試合後会見]2022.4.2

3度目のチャレンジ! 栄冠を手にしたのは!?

 日本スーパーウェルター級王座決定戦が2日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ&A-SIGN Bee.30」のメインイベントで行われ、同級1位の越川孝紀(31=一力)と同級2位の川崎真琴(37=RK蒲田)が第40代王者の座を争った。壮絶な打撃戦を制したのはーー。

 新チャンピオンのコメントを届ける。
川崎真琴(RK蒲田)が新王者!
 距離を詰める越川に対し、川崎は左ボディを返して応戦。序盤から激しい打撃戦となったが川崎が左ボディ、左フックで攻勢を印象付けた。前半終了時の公開採点は2者が48-47、49-46で川崎、48-47で越川と割れた。ポイントでリードされた越川は手数を増やして反撃に転じるが、川崎は押し負けることなくワンツー、左ボディをヒット。最後まで攻勢をかけ続けた。
「ずっと欲しかったベルト」
 「ベルトを肩にかけていいですか? これをするのが夢だったんです」。会見が始まる前に報道陣に問いかけた川崎。3度目の挑戦でようやく手にしたベルトを見て満面の笑みを浮かべた。

 「ジャブの差し合いでも負けていなかったし、やりにくさは感じなかった。ボディが効いているのがわかったので、少しずつでもいいから体力を削ってポイントをピックアップしようと思った。グダグダな内容でもいいので、勝ち切りたかった」と試合を振り返った。
RK蒲田ボクシングファミリー
初の日本王者
 RK蒲田ボクシングファミリー初の日本チャンピオン誕生となった。川崎は「柳光和博会長や宮田正明トレーナーにずっと迷惑をかけてきたので、やっと恩返しをすることができた。一つ形になるものを残すことができた」と感謝の気持ちを言葉にした。

 37歳10ヶ月での王座獲得で、現役日本王者では最年長だ。川崎は「この一戦にすべてをかけていたので先のことはわからない。今はとにかくゆっくりと休みたい」。激戦で疲れた身体を休めて再び走り出す。
 この試合を観戦した同級3位の丸木凌介(31=天熊丸木)は、「すごい打ち合いで、ただボクシングファンとして興奮して楽しかったです! 川崎選手は細かいテクニックがあり、やりづらそうに見えました。次回戦えるのなら僕の方が経験もテクニックも上だと思うので、気持ちなどで負けないようにしっかりと練習して勝たせていただきます」とコメント。4度目の日本挑戦での戴冠を誓った。
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