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[一夜明け会見]2022.3.20

強い拳四朗が帰ってきた!

 WBC世界ライトフライ級王座奪還に成功した寺地拳四朗(30=BMB)が20日、オンラインで一夜明け会見を開いた。「夢のように嬉しい。あんまり寝られなかった」と、目を擦ると、京都にある実家でケータイを見ながら過ごしたと話した。祝福LINEは250通。それ以外も含めると、450通は超える、と周囲のサポートに感謝した。

インファイトを披露した拳四朗

 試合前の取材に対して、今まで通りにジャブ主体の試合の組み立てを貫く、と欺き、試合直後の会見では、「心苦しかった」とニンマリ。昨年9月と同じ、京都市体育館で再戦した矢吹正道(29=緑)をして、「戦い方をガラッと変えてきたので、面食らった。拳四朗選手のフットワークをつぶす作戦やったんで、それがいきなり狂ったのが一番デカいですね。あのスタイルやったら、ずっと防衛できると思いますよ」と言わしめたファイターバージョン。加藤トレーナーと微調整を繰り返して、今年1月からたったの2ヶ月でたどり着いた昨日の戦い方に関して「練習通りにプレッシャーをかけていくことができてよかった。パンチのもらい方も良いし、見栄えもいい」と、インファイトも気に入っていることを明かした。今後は、対戦相手に応じて、足を使う従来のスタイルと使い分けるとし、「相手は混乱してくる」と、対策を施してくる今後の対戦相手に対して、ハードルを少し上げた。

加藤健太トレーナーと寺地拳四朗

 昨年9月の対戦では、拳四朗の生命線の”ジャブ”は「強弱2種類ある」と分析し、試合の組み立てを図った矢吹正道(30=緑)に王座を明け渡したが、昨日は、その裏をかいて、ジャブをセーブし、ガードを高く上げて、左ボディを軸にグイグイとプレスをかけた。

 加藤健太トレーナーは、拳四朗のディフェンス面の強化を図っていた。気になっていたのは、左のガードが低いことと、上体を浮かせながら、右後ろに頭を動かしてパンチを避ける癖。修正のポイントは2点。左のガードを高く上げることと、左前に頭を動かして、パンチを避けること。「パンチをもらわない、ではなくて、どうもらうかを考えた」試合直後に加藤トレーナーが明かした、ディフェンス対策と考え方の切り替えだ。結果として、拳四朗は、”覚醒”し、ボクシングの引き出しが増えた。「矢吹選手のおかげで、強くなった。ありがとうございます」。試合後に拳四朗は、何度も感謝し、そして、自信を取り戻したのだ。

リベンジを果たした拳四朗。

 ボクシングは、考える格闘技だ。拳四朗は、類稀なボクシングセンスを武器に、フットワークとジャブを基調とする丁寧なボクシングで、世界王座を8度防衛した実績もある。これにプレスをかけてインファイトを仕掛けるという戦い方もマスターしたのだから、手がつけられない。「いつもと違う戦い方をしたので、驚いたでしょう?」は、王座奪還直後の拳四朗。三十路を迎えた天才ボクサーの挫折と開眼。強いケンシロウが帰ってきた。

次は、王座統一?複数階級制覇?

 今後に関しては、「普通の防衛戦は、もういいかな」と父・寺地永BMBジム会長と口を揃える。「王座統一か、複数階級制覇」。会見では、ライトフライ級のWBA世界スーパーチャンピオンの京口紘人(ワタナベ)との対戦の可能性を探る質問も出たが、この日は明言せず。ただ、否定もしなかった。


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