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[前日計量]2022.2.13

バレンタインデー決戦は激戦必至!

 日本女子フェザー級タイトルマッチの前日計量が13日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の若狭与志枝(33=花形)と挑戦者で前王者の三好喜美佳(38=川崎新田)が計量に臨んだ。

 両者は、明日の14日(月)に後楽園ホールで開催される「星野敬太郎追悼興行」のメインイベントで拳を交える。2020年11月に対戦し若狭が判定勝ちで戴冠。立場を入れ替えてのダイレクトリマッチとなる。
 
 明日はバレンタインデーだが、「チョコレートではなくジムに勝利をプレゼントしたい」と口を揃えた。
初防衛戦の若狭与志枝(花形)
 これが初防衛戦の若狭は、フェザー級リミットを300g下回る56.8sでクリアした。三好とは試合をした時以来の対面かと思いきや、昨年11月にエアボクシングのジャッジを務めた際に会ったのだという。

 若狭は「試合がすることが決まっていたので、『よろしくお願いします』と挨拶したが、隣でお弁当を食べたりしていたので、少し気まずかった」と当時のエピソードを振り返り苦笑いを浮かべた。
「全力ファイトで勝つ!」
 明日は、花形ジムの先輩で元世界王者の星野敬太郎さんの追悼興行だ。直接、話をしたことはないが、2015年5月に静岡で行われた興行で会ったことがあるという。偉大な先輩の追悼興行で負けるわけにはいかない。

 若狭は「向こうも前に出てくると思うので気持ちの良い打ち合いになると思う。いつも練習していることを全力でぶつける」と、返り討ちを果たすつもりだ。
雪辱を誓う三好喜美佳(川崎新田)
 一方、王座奪還を目指す三好も300gアンダーの56.8sで計量を終えた。「すごく調子がいい。勝つための練習をしてきた」と言うと、「笠康次郎トレーナーとコンビを組んで、新しい武器を身につけた。それを明日の試合で出したい。経験を活かしながら戦う」と勝利に自信を示した。
「経験を活かして戦う」
 同門で日本スーパーバンタム級王者の古橋岳也(34)が、1月25日(火)に挑戦者の久我勇作(31=ワタナベ)と対戦し大激戦の末、王座防衛に成功した。三好は「練習を見ていて防衛してくると思った。かなり良い刺激を受けた。明日は必ず勝つ」と静かに闘志を燃やした。
後楽園ホールでゴング!
 距離を潰して先制攻撃を仕掛けることが予想される若狭に対し、経験豊富な三好がどのような対応をするのか?

 女子の日本タイトル戦は、6ラウンドと短い攻防のため、お互いに序盤でペースを握り、そのまま突っ走りたいところだ。激戦必至の女子フェザー級王座戦をお見逃しなく!

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