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[前日計量]2022.2.7

無敗同士のホープが火花を散らす!

 日本フェザー級10位の前田稔輝(25=グリーンツダ)と同級16位の木村蓮太朗(24=駿河男児)が7日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量を行った。

 両者は、明日の8日(火)に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のセミファイナル・スーパーフェザー級8回戦で対戦する。中日本と関西の無敗同士のホープ対決に注目が集まっている。
「キャリアを活かす」木村蓮太朗
 当初は、昨年12月に行われる予定だったが、木村の目の怪我によりスライドされた。スーパーフェザー級リミットちょうどの58.9sでパスした木村は「怪我をしていたがその分、よりボクシングのことを考える時間ができた」とプラスに捉えている。

 「ストレートが速くてカウンターが上手い。まともにもらったら立ち上がれないと思う」と前田の強さを警戒。その上で「ボクシングのキャリアは自分の方が上。お互いにサウスポーなので、序盤は後手にならずに気をつけながら戦い、相手の嫌な部分を突いていく。駆け引きの差を見せる」と勝利に自信を示した。

 木村は「これまでとは違った動きを見せる。本来の自分のボクシングをする」と進化した姿を見せるつもりだ。
「自分のリズムで戦って勝つ」
前田稔輝
 一方の前田は、300gアンダーの58.6sで計量を終えた。「12月に試合が決まっていた中で延期になったが、体重はそのままキープしていたのでストレスなく落とすことができた」と調子の良さをうかがわせた。

 「総合的に強い」と木村の印象を語ると「得意の間合いを活かして自分のリズムで戦う。これまでのキャリアで一番重要な一戦。何としても勝つ」と必勝を誓った。

 学生時代、日本拳法10冠の実績を持つ前田は、同じ日本拳法出身でIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級王者の尾川堅一(34=帝拳)の世界戦を見て大いに刺激を受けたようだ。尾川が日本タイトルを獲った試合を見て以来、交流があるそうで明日の試合を観戦に来てくれるという。「後楽園ホールで自分の名前を知ってもらう!」と言葉に力を込めた。
左:村地翼(駿河男児)53.4s
右:吉野ムサシ(八王子中屋)53.5s

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