日本王座に挑む澤田京介! おみくじは「中吉」!

　日本バンタム級1位の澤田京介(33=JB SPORTS)が4日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた日本バンタム級王座決定戦の前日計量に臨み、100gアンダーの53.4kgでクリアした。明日の日本王座決定戦でベルトを競う同級2位の大嶋剣心(26=帝拳)は、リミットちょうどの53.5�sだった。

　明日の5日(土)に後楽園ホールで開催される「第609回ダイナミックグローブ」のメインイベントで大嶋と空位の王座を争う澤田は、初詣でおみくじを引き「中吉」が出たという。そして、願い事に書かれていたこととは――。

「様々な出来事があり、最終的には叶う」。

　縁起の良さにテンションが上がったという澤田は「これは絶対に実現させよう」と王座奪取を心に誓った。「ようやくこの日が来た。明日のタイトルマッチのリングに上がれることに喜びを感じている」と決戦を心待ちにしていた。

　2019年10月の挑戦者決定戦に勝利した澤田だが、前王者の鈴木悠介(三迫)が引退を表明したため王座は空位となり、昨年7月に定常育郎(T&T)との王座決定戦を行った。コロナ禍の影響で何度も延期になり、ようやく実現した試合は、澤田が初回にダウンを奪ったが、2回に偶然のバッティングで両者とも負傷。既定のラウンドに達していないため引き分けた。その後、再戦がセットされたが、試合前日に定常が体調不良のため試合が中止。澤田と大嶋で王座決定戦を行う運びとなった。

　澤田は「明日は真っ向勝負。勝負強さを見せて自分が勝つ。バンタム級の新時代を作る」と"呪われたバンタム級"と囁かれている悪いジンクスを打ち破るつもりだ。