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[試合後談話]2021.9.28

東日本新人王ベスト4が決定!

 東日本新人王準々決勝が28日、後楽園ホールで開催され全8試合で激戦が繰り広げられた。第5試合スーパーフライ級4回戦では、KCプラチャンダ(26=角海老宝石)と赤沢颯太(22=RK蒲田)が激突した。

 この日の勝者は、11月3日(水・祝)に同会場で行われる東日本新人王準決勝に出場する。
赤沢颯太(RK蒲田)がKO勝ち
 立ち上がり、プラチャンダがジャブからワンツーで仕掛けるが、赤沢は冷静に対応するとワンツーを好打。危険なパンチが交錯する中、赤沢が右ストレートをジャストミート! 大の字になったプラチャンダを見てレフェリーはノーカウントで試合をストップした。
練習通りのパンチ
 試合後に電話取材に応じた赤沢は「試合前に会長やトレーナーと相手の癖を確認して臨んだ。無我夢中だったが、練習で身に着いたパンチが自然と出た。倒したパンチは手応えはなかった」と会心のKO劇を振り返った。

 「戦績を見ても下馬評で不利なのはわかっていた」という赤沢だが「矢吹選手の試合を見て自分も覆そうと思った」と、1週間前に京都で絶対王者の寺地拳四朗(BMB)に勝利し新王者に就いた矢吹正道(緑)の姿に勇気づけられたことを明かした。

石川春樹(RK蒲田)の同級生

 同門で中学の同級生の日本ユース・スーパーバンタム級王者の石川春樹(22)に誘われてボクシングを始めたという赤沢は「できればKOで勝ちたいがそこは狙わずに、自分のボクシングを貫いて勝っていく」と抱負を語った。
右:坂間叶夢(ワールドスポーツ)が攻め立てる
 ライトフライ級4回戦では縄井愁(23=ワタナベ)と坂間叶夢(18=ワールドスポーツ)が拳を交えた。開始から坂間がジャブを軸に組み立てるとワンツーから返しの左フックでダウンをゲット。2回、坂間は被弾しながらも前に出る繩井に対し、左ボディでガードを下げさせると右ストレートから連打でレフェリーストップに持ち込んだ。
冷静に試合を振り返った
 2戦2勝(2KO)とした坂間は「倒そうと力んでしまったが、セコンドの指示を聞いて落ち着くことができた。左ボディが効いたのがわかったので顔面も当たり出した」と冷静に試合を振り返ると「世界チャンピオンが目標なので、ここではしゃぐわけにはいかない」と話した。
「ここで負けるわけにはいかない」
 U-15全国大会を2度優勝し、ジュニアチャンピオンズリーグも制した坂間は「8オンスのグローブでヘッドギアなしでの殴り合いがしたかった。早くプロになりたかった」とボクシング部がある高校へは進学せずに都内の高校に通いながら17歳でプロボクサーになった。
 
 坂間は「次もKOで勝って決勝に進みたい」とさらなる飛躍を誓った。

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