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[電話取材]2021.9.28

石澤開「豪快に倒すのが自分の仕事」

 日本ミニマム級1位の石澤開(24=M・T)は、10月8日(金)に後楽園ホールで開催される「パイオニアオブファイト.5」のメインイベントで、同級2位の春口直也(32=橋口)と来年のチャンピオンカーニバル出場を掛けて争う。

2度目の挑戦者決定戦出場

 2年前に現日本王者の谷口将隆(27=ワタナベ)と日本王座挑戦者決定戦で激突。谷口のテクニックとフィジカルの強さに押し切られ初黒星を喫した。その後、連勝しトップコンテンダーまで上り詰めた。電話取材に応じた石澤は、「この試合に勝って谷口さんにリベンジしたい」と固く決意した。

「2年前より成長した」
 「今回こそ、こんなところでコケるわけにはいかない」。石澤は約2年ぶり2度目の挑戦者決定戦に気合いが入っているようだ。「以前は前に出る戦い方しかできなかったが、攻守の引き出しが増えた」と成長を実感していた。
前戦は初の判定勝ち
 今年4月の日本ユース・ミニマム級王座戦で高田勇仁(ライオンズ)に判定勝ちし初防衛に成功した。キャリア初の判定勝ちに「ポイントでも勝ったのは嬉しいが、倒して勝ちたい思いがあるので…。選手紹介の際、リングアナウンサーに『勝った試合はすべてノックアウト』と言われなくなるのは寂しい」と胸の内を明かした。
「春口選手は油断できない相手」
 拳を交える春口の印象を聞かれた石澤は「地方で戦ってきたベテランで戦績以上に強い。油断できない相手」と8歳上のライバルを警戒した。
初のメインイベンターを務める
 10戦目で初のメインイベンターを務める。「本当にありがたいこと。任された以上、勝つのは当たり前で自分らしい、豪快なKOでお客さんに満足してもらうのが一番の仕事だと思っている」と大役への責任感を口にした。
「ミニマム級には俺がいる!」
 国内のミニマム級は日本王者に谷口、さらに前WBOアジアパシフィック王者の重岡銀次朗(21=ワタナベ)、11月12日(金)にベルトを掛けて争う重岡優大(24=ワタナベ)と小浦翼(26=E&Jカシアス)。前日本王者の田中教仁(36=三迫)とタレントが揃っている。「今は重岡銀次朗選手に勢いがあり、ミニマム級で次に世界チャンピオンになるのは、彼だろうとなっているが、『いやいや、自分もいるぞ』とアピールしていきたい」と、存在感を示すつもりだ。

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