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[トレーナー紹介]2021.9.9

土居コロニータ伸久氏が元気に活動中!

 元日本スーパーバンタム級1位の土居コロニータ伸久氏(43)が、3年前から東京都江東区の伴流ジムでトレーナーとしてジムを支えている。

ヨネクライズムを継承!

 土居氏は、名門ヨネクラジムに所属し、巧みな試合運びでトップコンテンダーまで登り詰めたテクニシャンで2013年4月に当時の王者の大竹秀典(金子)に挑戦した。

 その後、ボクサー定年の37歳までリングに上がり、2015年3月の試合を最後に52戦29勝(11KO)15敗8分を戦績を残しグローブを吊るした。土居氏に電話取材で近況を聞いたところ、「毎日が充実している」と明るい声が返ってきた。
「試合に強い選手を育成していきたい」
 元々、フィットネスジムでボクシングを指導していた土居氏だったが、「自分はスパーリングでは強かったが、本番になると力を発揮することができないジムファイターだった。試合で勝てる選手を育てたかった」とプロ選手を育成したい気持ちを持っていたという。
 そんな時にワタナベジムの小口忠寛トレーナーが経営している居酒屋「忠さん劇場」で伴流ジムの団太路会長と知り合い、トレーナーとして勤務することになった。
右:団太路会長
 ジムには、週6回午後2時半から閉館時間の11時までいてトレーナー業をしている。通勤しやすいように北区からジムの近くまで引っ越したという。土居氏は「自分は修行の身。会長にはいろいろなことを教わっていて本当に感謝しています」と言葉に力を込めた。
「選手の長所を伸ばす」
 指導する時のモットーを伺うと、土居氏は「現役時代、米倉会長(米倉健司会長)がそうだったように、とにかくジャブからボディブロー、あとはフェイントを教えている」と話すと、「人それぞれの体型と性格に合わせて伝え方を変えている。自信をなくさせないように長所を伸ばすことを意識している」と自身の経験を伝えている。
土居トレーナーの活躍に期待!
 「これまでお酒でいろいろな人に迷惑をかけてしまった。プロ選手は命を懸けて戦っているので失礼だと思った」と、大好きだったという飲酒も2年前から一切断った。「最初は大変だったが、好きなことをしているのでなんてことないですよ」。

 土居氏は「現役時代、僕はKOするタイプではなかったので倒す選手を育成していきたい。田中繊大さん(帝拳ジムトレーナー)のようなトレーナーになりたい」と目標を掲げた。

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