武居由樹vs竹田梓はKO決着の予感!

　元K-1ワールドグランプリ・スーパーバンタム級王者の武居由樹(25=大橋)と竹田梓(24=高崎)が8日、都内のホテルで前日計量に臨んだ。
両者は明日の9日(木)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.80」のメインイベント54.5�s契約6回戦で対戦する。
　計量後にオンライン取材に応じた武居は必勝を誓った。

　2戦目でメインイベンターを務める武居は、200gアンダーの54.3�sを測定した。武居は「八重樫さん(八重樫東トレーナー)の指導がわかりやすくてレベルアップを実感している。K-1時代の長所を残しつつ癖を修正している」とボクシング仕様のスタイルチェンジに手応えを感じているようだ。
　具体的にはサウスポースタイルの前の手(右手)の使い方と「ボクシングは長いラウンドを戦うので全部強いパンチではなくて、コンビネーションに強弱をつけられるようになった」とリズムを改良してきたという。

　「スパーリングの数はK-1の時と比べても一番多い」と7月から週に2〜3回ペースで行い、元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(26=志成)、日本フェザー級1位の渡部大介(30=ワタナベ)、前日本ユース・バンタム級王者の石井渡士也(20=REBOOT.IBA)といった実力者を相手に腕を磨いてきた。さらに井上兄弟をはじめとする大橋ジムの先輩の練習を見て「良いところを吸収している」。

　竹田の印象を聞かれた武居は「左右ともにパンチ力があり、リズムや距離感、パンチの打ち方が自分と似ている」と話すと、「明日は噛み合って良い試合になると思う。メインを任された以上、倒して勝ってジムの期待に応える」とKO勝利を約束した。

　一方の竹田も200gアンダーの54.3�sでクリアした。電話取材に応じた竹田は「相手に強そうなオーラを感じた。身長はあまり変わらないが、明日はリカバリーして大きくなってくると思う」と武居の印象を話すと、「あとはやるだけなので覚悟を決めてリングに上がる」と意気込んだ。

　群馬県高崎市から乗り込む5戦全勝(5KO)のハードパンチャーは「見ていて面白いと思う試合を見せたい。明日もアグレッシブに攻めて観客を沸かせる」と主役の座を奪いに行く!この試合に向けてサウスポー対策も万全だ。