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[試合後会見]2021.8.8

堺で激戦! 好ファイトを制したのは?

  勝輝ジム・SUN-RISEジム共催の「INFINITY一丸」が8日、大阪・堺市大浜体育館で行われ、メインイベントではフライ級8回戦で同級日本2位の小坂駿(SUN-RISE)と浅海勝太(ハラダ)が対戦した。

   両者とも再起戦となった今回の一戦、再起戦をクリアしてタイトル挑戦にアピールしたい小坂と、ランカーを撃破しランキング入りをつかみ取りたい浅海、2人の熱い思いがぶつかる熱戦となった。
浅海勝太(ハラダ)がランカーを撃破!
   浅海は序盤から積極的にジャブ、ワンツーで前に出る。先手を取られた小坂はサークリングしながらジャブを多用し左ボディ、右ストレート、入り側に右アッパーを好打。前に出る浅海の攻撃をステップとボディーワークで交わして主導権を取り戻そうとした。しかしジリジリと前に出る浅海はポジションを変えてワンツー、終盤には右ストレートで顔を弾き、攻撃の手を緩めずに前に出てポイントを加点。判定は割れたが、浅海を支持。日本ランカーを撃破し、殊勲の一勝を勝ち取った。
「作戦がハマった」
   再起戦での勝利に浅海は「嬉しいですね」と安堵の表情を見せた。前回の敗戦後「今までずぼらこいてた。これからは上に行きたい」と今までの姿勢を反省し、一念発起して今回の一戦が決まってから、3か月毎日休みなしで練習していたという。スパーリングパートナーがジムにはいないので、週3回は真正ジムや県外のジムに出稽古に行って備えてきた。
「小坂選手は巧かったです。ジャブの使い方や足の使い方、技術面が自分より上だった」と語り「そのボクシングをさせないために今日は初めから積極的に前に出ていった。ステップインからのワンツー、右ストレートは練習していたパンチで試合で出せて良かった」と作戦がハマったと振り返った。

   今回の勝利でランキング入りが濃厚になるが「今以上に気持ちを強く持って上を目指す。ジムの先輩の久田さん(久田哲也氏)のように日本王座を獲得したい」と決意を新たにした。
右:原田剛志会長と上を目指す
   原田剛志会長は「小坂選手は手数と足が使えて簡単に行かないと思っていたが、1ラウンドから浅海は前に出て、良い方にハマってやってくれた」。「浅海は前回もランカーと戦って、惜しいところで勝ちが付かなかったり、6回戦の頃も東洋や日本ランカーとの対戦で惜敗したりもあったが、気持ちが強くてガッツがある。これからもそのガッツで上を目指して欲しい」と愛弟子の勝利を喜び、これからを期待した。
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