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[前日計量]2021.8.1

真夏のスーパーバンタム級王座戦!

 日本スーパーバンタム級タイトルマッチの前日計量が1日、都内のホテルで行われ、王者の古橋岳也(33=川崎新田)と同級6位の花森成吾(23=JB SPORTS)が計量に臨んだ。

 試合は明日の2日(月)に後楽園ホールで開催される「ホープフルファイト.35」のメインイベントで行われ、ツイキャスで第1試合から全試合ライブ配信される。
 計量後、オンライン取材に応じた両者は必勝を誓った。
「体力面を底上げしてきた」
 リミットちょうどの55.3sを測定した古橋は「いつもより体重を落とす期間を長めに取り、最後の水抜きの負担を減らした。体脂肪が落ちた分、頬がこけたのだと思う」と万全のコンディションをアピールした。

 今回から笠康次郎トレーナーとコンビを組む古橋は「これまでは1回のコンビネーションで完結していた部分があったが、その流れを切らさず相手が下がったら、さらに攻め切れるように修正してきた。よりアグレッシブになったと思う」と持ち前の攻撃力に磨きをかけてきた。
「圧勝して王者の力を示す」
 東京五輪が開催中だが、試合に集中するためほとんど観戦していないというが、小学4〜6年までしていた水球と「以前、動画で見たことがあり個人的に注目している」と本日の試合で勝利し、銅メダル以上を確定させた女子フライ級代表の並木月海(自衛隊体育学校)の試合は気になるという。

 古橋は「タイトルを獲って防衛してこそ初めてチャンピオンだと思う。ベルトを奪いに行くつもりで戦う。気負いはない」と鬼門と言われる初防衛戦にも落ち着いているようだ。
「明日はチャンピオンになる!」
 一方、タイトル初挑戦の花森もリミットちょうどの55.3sでクリアした。王者と対面した花森は「良い人そうで特にオーラは感じなかった。『この人を倒せばチャンピオンになるんだ!』とより気持ちが高まった」と決戦に向けてモチベーションをさらに上げた。

 7月26日(月)に同門の澤田京介(33)が日本バンタム級王座決定戦に出場。会場で観戦した花森は「お客さんは声を出せないが、やはり"圧"を感じた。いつもと違う試合をするんだなと思った」とタイトルマッチの雰囲気を肌で感じたようだ。
「王者に噛みつく!」
 A級2戦目でタイトル戦に臨む花森は「前半、飲み込まれずに後半戦に持ち込めたら勝機が出てくる。古橋選手もスタミナがあるが、勝負できる自信がある。ただ、もちろん前半もしっかりとポイント取るつもり。今の勢いをぶつけて自分がチャンピオンとどれだけ勝負できるか。明日は噛みつきます!」とアップセットでのベルト奪取を誓った。

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