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[ニュース]2011.8.8

大橋、東洋初防衛戦は?

 7日、愛知県刈谷市あいおいホールで行われた東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者・大橋弘政(HEIWA)vs指名挑戦者・ロリ・ガスカ(比)の一戦は、WBA世界ランク12位に名を連ねる22歳のガスカが、開始からキレのある右で王者を強襲した。
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 さらに左右ボディで攻め込むガスカに、大橋もガードを固めプレス。距離を取らせずコンパクトなワンツー、ボディを重ねると、4Rにはガスカの体をくの字に曲げ逆襲。的確なワンツーも顔面を捉えたが、オープンスコアの採点は4・8ラウンドとも1-2でガスカが優勢。これを聞いて息を吹き返したガスカが、逆に手数が落ちた大橋を攻め立て、112-116,115-115,112-116の判定0-2で王座を奪い取った。
新王者となったガスカ
 新王者となったガスカは試合後、「大橋はスタミナもあり強かったが、自分の方が上だった。ボディは効いたが若さで耐えた。家族の為にもあきらめることはできなかった」とコメント。
大橋の会見
 一方、昨年に続き、再び東洋初防衛で敗れた大橋。終盤から手数が落ちたのは、ガスカのパンチでガードをしていた右腕が悲鳴を上げ、腕に力が入らなくなったからだと明かした。「ボディで倒したかったが、相手に勢いがあった。力は尽くした。勝った方が強いだけ。今はゆっくり休みたい」と、言葉少なく会見を終えた。

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