東洋ミドル級タイトルマッチは?

　6日、後楽園ホールで行われた東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ、王者・佐藤幸治(帝拳)vs挑戦者・同級8位・氏家福太郎(新日本木村)の一戦は、佐藤の豪腕に氏家が粘り強くカウンターを合わせる、迫力のある試合となった。

　6ラウンド、ここまで佐藤の豪腕に耐え、右ストレート、左フックを合わせていた氏家だが、ロープに捉まるとワンツー左右フックを打ち込まれ、遂にダウン。直ぐに立ち上がるもダメージは深く、佐藤がパンチをまとめるとレフェリーが割って入った。

　6回1分33秒TKOと見事な勝利で3度目の防衛を飾った佐藤だが、控え室の会見では反省に終始。「倒したのは嬉しいが、今回は打ち終わりやガードの下がりを課題に直したのにできていなかった。納得していないし、話しにもならない。調整方法をまた考えなければならない。倒そうとする慢心で雑になってしまった」と、不満を口にしていた。