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[前日計量]2021.6.26

名古屋が熱い!日本ユース王座戦

 日本ユース・スーパーバンタム級タイトルマッチの前日計量とPCR検査が26日、愛知県刈谷市内の病院で行われ、王者の溝越斗夢(22=緑)と挑戦者で2018年東日本バンタム級新人王の石川春樹(21=RK蒲田)が会場に姿を現した。
 試合は、明日の27日(日)に名古屋国際会議場で開催される「GREEN Dream.15」メインイベントで行われる。計量後に電話取材に応じた両者は、KO宣言した。
初防衛に自信を示した
 これが初防衛戦の溝越は、100gアンダーの55.2kgでパスした。溝越は「試合が無事に開催されることになってうれしい。試合ができることが本当に楽しみ。前戦は、勝ちに徹したが、今回は倒すことを意識している。何があってもKOする。もちろん負けることは考えていない」と、進化した姿を約束した。
 ユース王座という形になるものを残したことで自信がついた溝越が、メインイベンターの役割をしっかりと果たす。

 溝越とコンビを組む村上学トレーナーは「石川選手は距離を潰すと言っているが、相手が思っているより斗夢は懐が深いと。捕まえて打ち合いに持ち込むのは難しいだろう。しっかりと対策してきた」とコメントを寄せた。 
「倒してベルトを持ち帰る」
 一方、ユース王座2度目の挑戦の石川は200gアンダーの55.1kgでクリアした。1階級上げての試合に「体重もしっかりと落ちたし、コンディションはバッチリ」と万全の仕上がりのようだ。
 昨年6月にコンビを組んできた父・洋さんが急逝した。明後日28日は洋さんの一周忌になる。家を出る時に仏壇に手を合わせて計量会場に向かった石川は「ベルトを家に持ち帰る。天国で見守っている父に褒めてもらえるような試合をする。相手に何もさせないで倒す」と言葉に力を込めた。
 同門で切磋琢磨してきた日本スーパーフェザー級15位の奈良井翼(21)は、7月23日(金・祝)にエディオンアリーナ大阪で日本ユース・フェザー級王座決定戦に出場する。石川は、会場に観戦に来る奈良井に勝利のバトンをつなげる。
好ファイトに期待!
 それぞれの思いを胸に決戦のリングに上がる。好ファイト間違いなしの日本ユース・スーパーバンタム級王座戦をお見逃しなく!

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