荒川仁人が府中市にジムをオープン

　元WBC(世界ボクシング評議会)ライト級1位、元日本・OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィック同級王者の荒川仁人氏(39)が東京都府中市(京王線府中駅徒歩3分)に「FITNESS&BOXING GYMジャパニーズロッキー」をオープンした。
　「ジャパニーズロッキー」は、2013年7月に米国テキサスでオマール・フィゲロア(米)とWBC世界ライト級暫定王座を争った際、大激闘を見せた荒川を見て現地のメディアが名付けた。荒川氏は、そのニックネームをジム名とした。プロ加盟はせずにフィットネスが中心となる。5月2日にグランドオープンするが、3月25日からプレオープンしている。

FITNESS&BOXING GYMジャパニーズロッキー
住所:東京都府中市宮町2-17-8アルカサール102号
電話番号:050-1525-3562
営業時間:平日15:00〜22:00(22:30閉館)
土日10:00〜17:00(17:30閉館)
定休日:月曜日、祝日

　2019年4月にウクライナで行われた試合を最後に15年の現役生活を終えた荒川氏は、元世界王者の内山高志氏が主宰のKOD LABや所属していたワタナベジム、元日本・OPBF東洋太平洋王者の柴田明雄氏が主宰の「SOETE(ソエテ)」、中野サイトウジムでトレーナーの修行を重ねてジム設立に向けて動き出していた。

　「東京でジムを開くなら西方面が良かった。中央線なら三鷹駅から西側、京王線なら調布駅から西側がいいと思った」と、昨年の夏から一駅ずつ街の雰囲気を見て人口26万人の府中に決めた。以前はボイストレーニング教室だった場所にジムを構えた。

　ジムは、比較的コンパクトな作りでベージュを基調とし清潔感を感じさせる。サンドバッグは青色で統一されている。
　入口には荒川氏が獲得した数々のベルトが飾られていて触ることができる。

　「日常生活で『叩く』ということがないので男性女性問わずストレス発散してくれたらと思う。現役時代、ボクシングを通じて体の使い方を身に着けてきたのでそういったことを伝えていきたい」と笑顔を見せた。
　さらに荒川氏も営業時間外に体を動かす。「自分がやってきたことだけを伝えるだけならいつかその情報は古くなってしまう。日々、研鑽を重ねながら伝えていきたい」。