渡部大介vs河野洋佑! フェザー級ランカー対決!

　日本フェザー級3位の渡部大介(29=ワタナベ)対同級17位の河野洋佑(32=新日本木村)の前日計量が25日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。
　試合は、明日の26日に後楽園ホールで開催される「ダイナミックヤングファイト」のメインイベント、フェザー級8回戦で行われる。
　計量を終えた両者に電話取材で意気込みを聞いた。

　昨年8月に「はじめの一歩30周年記念フェザー級トーナメント」を優勝した渡部は、2021年初戦を迎える。100gアンダーの57.0kgで計量を終えた渡部は「(コロナ感染対策ガイドラインで)前日計量の前の日からホテルに入ることになり、減量に関して少し不安があったが、新しいやり方で上手く落ちたのでコンディションは良い。新たな発見があった」とプラスに捉えている。

　現在ランキング3位でタイトル挑戦を待つ位置に来ている。「相手の試合は何度か見たが、打たれ強くて根性があり、今回も気合いを入れて来ると思う。ただ、ここで負けてランクを落とすわけにはいかない。実力を発揮して一方的に勝つのが理想。中盤から後半にかけて倒せれば」と勝利に自信を示した。

　一方の河野は、300gアンダーの56.8kgでパスした。「このような状況で試合をさせてもらえることに感謝している。シンプルですが、あとは練習してきたことを全力でぶつけるだけ」と静かに語った。
　「トーナメントを優勝していてパワーがあり総合力の高い選手」と対戦相手の渡部を評価。その上で「今はランキング17位なので勝って上にいきたい」と必勝を誓った。
　毎試合、激闘を繰り広げ会場を盛り上げている。河野は「ディフェンスが甘いのでいつも危なっかしい試合をしてしまう」と電話口で笑ったが、「全体的な底上げをしてきた」と年末年始を返上で、コンビを組む木村英之会長と下克上を狙う。