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ワタナベジムが8日、年内の延期開催に向けて調整してきたWBA世界ライトフライ級スーパーチャンピオン京口紘人(25)の防衛戦を断念することを発表した。当初、11月3日に予定されていた京口紘人とタノンサック・シムシー(20=グリーンツダ/タイ)の世界戦は、前日計量時に行われたPCR検査で京口とチーフトレーナーが陽性と判定されたため中止となった。陽性判定を受けた京口は10日間、保健所指定のホテルで過ごし、先月12日には自宅に戻って、同16日からは年内の延期開催に向けて練習を再開したものの、体調は芳しくなく、18日から1週間は練習を中断。近日までコンディションが戻っていなかった。
新型コロナの感染者数は現在も加速的に増えていることなどから、JBC(日本ボクシングコミッション)と日本プロボクシング協会はコロナ対策ガイドラインの強化にも乗り出したが、試合の観戦者並びに選手や関係者を新型ウイルス感染から守ることは、現段階では困難と判断。
「10月にタイ国より来日し、辛い隔離生活を乗り越えて準備頂いたタノンサック・シムシー選手、セコンドの皆様、日々ご尽力を頂いたグリーンツダボクシングジムの本石昌也会長には、ご心労ご苦労をおかけしたことをお詫び申し伝えております。既に、先方へはキャンセル料と経費をお支払いし、今後については、両者間でしっかりと取り決めを交わしたのちに、選手らはタイ国へお帰り頂くことになっております。」
ボクシング興行の完全復活には時間がかかりそうだ。