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[前日計量]2020.12.2

ミニマム級新王者はどちらの手に!?

 日本ミニマム級王座決定戦の前日計量とPCR検査が2日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、同級1位の谷口将隆(26=ワタナベ)と同級3位の佐宗緋月(25=T&T)が計量に臨んだ。
 試合は明日の3日に後楽園ホールで開催される「DANGAN237」のメインイベントで行われる。オンライン取材に応じた両者はベルトへの思いを語った。
絶対に俺が勝つ!
 100gアンダーの47.5kgでパスした谷口は「試合ができるのが本当に楽しみ」と約1年3ヶ月ぶりのリングに胸を躍らせた。
 ワタナベジムはWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27)とチーフトレーナーが新型コロナに感染したため、11月2日から15日までジムを閉館していた。谷口は「不安はあったができることをしよう」と走り込みを中心とした練習に切り替え、再開後は1日10ラウンドのスパーリングで追い込んだ。
 「日本王座は世界のベルトの次に欲しいベルト。明日は絶対に獲る」と言葉に力を込めた。
ジム初の王者を目指す
 一方、タイトル初挑戦の佐宗は、200gアンダーの47.4kgで計量を終えた。「相手はアマチュアキャリアがあり、世界戦も経験している総合力の高い選手」と拳を交える谷口を評価。その上で「技術では向こうが上なので、飲み込むつもりで自分のフィールドに引きずり込む」と闘志を燃やした。
 勝てばT&Tジム初のチャンピオン誕生となる。佐宗は「移籍してきた自分を迎え入れてくれたジムに恩返しがしたい。まずは1本目のベルトを自分が獲る」と王座を手にして感謝の気持ちを伝える。

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