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[ニュース]2011.7.10

結果★リオスvsアンティロン

 WBA世界ライト級タイトルマッチ、王者ブランドン・リオス(米)対ウルバノ・アンティロン(米)の12回戦は9日(日本時間10日)、米国カリフォルニア州カーソンで行われた。
○ブランドン・リオス(米)
 3回2分49秒TKO
●ウルバノ・アンティロン(米)

 壮絶な打撃戦だった。両者は初回から距離を詰めてパンチを交換。見る者の誰もが勝負が判定までいかないと予想できるような展開だった。
 クロスレンジでの打撃戦が続くなか、先にチャンスを掴んだのはリオスだった。3回、右を決めてダウンを奪ったのだ。立ち上がったアンティロンが勇敢に打ち合いに出ると、リオスも一気に勝負を決しようと攻勢に出る。ラウンド終盤、リオスの右が決まるとアンティロンは2度目のダウン。今度はダメージは深刻で、ロープにもたれてグロッギー状態に。これを見たレフェリーはカウント途中で試合終了を宣した。
 2月にミゲール・アコスタ(ベネズエラ)から奪った王座の初防衛に成功したリオスは、29戦28勝(20KO)1分。アコスタ戦、ウンベルト・ソト(メキシコ)戦に続いて3度目の挑戦も実らなかったアンティロンは、31戦28勝(20KO)3敗。

 この日の前座には、元世界ウェルター級王者カーミット・シントロン(プエルトリコ)が登場したが、カルロス・モリナ(メキシコ)に10回判定負けを喫した。採点は三者とも98対92と一方的だった。3月にエリスランディ・ララ(キューバ/米)と引き分けたのに続いて殊勲のモリナは、これで25戦19勝(6KO)4敗2分。シントロンは37戦32勝(28KO)4敗1分。

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