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[前日計量]2020.10.8

前王者の細川チャーリー忍が関西の新鋭と激突!

 前OPBF東洋太平洋ミドル級王者の細川チャーリー忍(36=金子)と中島玲(22=寝屋川石田)が8日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量とPCR検査に臨んだ。細川は200gアンダーの72.3kg、中島は400gアンダーの72.1kgでパスした。
 両者は、明日の9日に後楽園ホールで開催される「ゴールデンチャイルド.128」のメインイベント、ミドル級8回戦で対戦する。
オンライン取材
 今年1月に日本ミドル級王者の竹迫司登(29=ワールドスポーツ)の挑戦を受けた細川だが、判定負けで王座を陥落。3度目の王座返り咲きを果たすためにリングに戻ってきた。オンライン取材に応じた細川は、「手数と強弱をつけてパンチを打つことを意識してスパーリングをしてきた」と課題に取り組んできたことを明かすと、「いつもと変わらないパワーファイトに加えて今回はテクニックを見せたい。明日は圧倒して勝つだけ」と完全復活を約束した。

 明日の興行は、金子ジム創立55周年記念興行として行われる。細川は「ジムの看板選手として、メインイベントをしっかりと締めたい」と勝利で花を添える。
4戦目でランキング入りを狙う
 一方、4戦目で前チャンピオンに挑む中島は、アマチュア39戦26勝13敗、興国高校から東京農業大学へ進み全日本選手権3位の成績を残すと、3年で中退しプロに転向した。計量後に電話取材に応じた中島は「早くランカーと戦いたかった。ここを勝って日本ランキング入りして、タイトルを目指す。この試合はそのための通過点だと思っている」と強気のコメント。

 13pの身長差があるが「アマチュア時代も自分より大きな選手と戦ってきたので慣れているので特に気にならない」。「自分の売りはスピード。軽量級のようなボクシングで、相手を空転させながら、打ち合いでも上回りたい。相手は打たれ強くてパワーがあるので最後まで気を抜かずに一発に気をつけたい」と下克上宣言した。

 プロ入り後初の後楽園ホールのリングに上がる中島は「大学リーグ戦で何度も立っていたので、久しぶりの後楽園ホールでの試合が楽しみ。明日は大学時代の仲間も応援に来てくれるので必ず勝つ」とモチベーションが上がっている。

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