ボクシング関係者や選手の感染報告なし

　新型コロナウィルス対策連絡協議会が9日、都内で行われ、インターネットテレビ電話会議アプリを活用した会見も行なわれた。

　5月31日まで、すべての興行が中止となっているが、再開の見込みは立っていない。そのため、6月以降の試合日程に関しては、4月22日に開かれる次回の連絡協議会で再度話し合われることとなった。

　日本プロボクシング協会(JPBA)から支給されることが決まったプロ加盟ジムへの補助金に関して、JPBAは各地域協会に対して、それぞれの協会に加盟するジムの件数×10万円の振り込みを完了した。また、政府の助成金や給付金など各ジムに有益な関連情報をJPBAのホームページにて発信していく。

　例年4月までに日程が終了するチャンピオンカーニバルに関して、年内まで開催期間を延長することで実施を目指す一方で「来年に持ち越すのか、もしくはワンデー開催するのかを4月22日に決めたい」とした。

　新型コロナウイルス感染拡大が止まらない日本の状況も踏まえ「業界全体を考えた上で選手たちの意向や気持ちを汲み取っていかなければならない。4月22日に向けて選手たちの意見を集約できるように、日本ボクシングコミッションと協会事務局が協力して、ペーパーを作ったりして吸い上げる仕組みを作っていく」と選手ファーストの考えを示した。