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13日、日本ダブルタイトルマッチと銘打たれ、後楽園ホールで開催されたダイヤモンドグローブ。ダブルタイトルのメインを締めた日本ライト級タイトルマッチは、序盤から王者・荒川が左ストレート・右ボディを打ち込み、冷静な試合運びで挑戦者・生田をコントロールする展開となった。
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4回、荒川の左アッパー・右フックにダウンを奪われた生田は、辛うじて立ち上がるもダメージは深刻で、左右フックを浴びてレフェリーストップ。安定感抜群の内容で3度目の王座防衛に成功した荒川は試合後の勝利者インタビューで、東洋太平洋同級王者・三垣龍司(M・T)とのライト級アジア最強決定戦をアピールした。
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初のタイトル挑戦も4回TKOで敗戦を喫した生田は、控室で試合を振り返った。「全く駄目でした。1回に僕のパンチがまともに入ったが。見過ぎたところもあったが、距離が全然違った。サウスポーに自信があったのに。王者は凄い上手かった」と悔しさを滲ませた。
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一方、磐石の試合運びで防衛を果たした荒川は「相手の良いポジションに立ったところでパンチを貰ってしまった。意識しているところでのパンチだったので効かなかったが、パンチはありました」と試合を振り返り、「ガードが固いことは分かっていた。左を上下に打ち分け崩すことを意識した。これまで序盤に見過ぎたこともあったのでリードを出そうと。それが良い結果につながった」と生田戦の作戦を語った。
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三垣戦をアピールしたことについては「皆が観たいと思えるカードだと思う。そういうカードを実現させたい。強い選手同士が戦うことで、日本と東洋の権威を上げていきたい」と真意を明かし、最後に「国内で自分の力をアピールしたい。そのための三垣戦でもある。将来的には土屋君や加藤選手、近藤選手とも。だけど僕の身体がもてば良いですが(笑)」と笑顔を見せた。
淵上、チャーリーに挟まれて
終始落ち着いたボクシングで「寡黙なスナイパー」荒川は3度目の王座防衛に成功。そして日本タイトルの権威向上と、更なる高みを目指し、荒川は新たな戦いに向けて動きだす!