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[試合後談話]2019.12.14

九州は俺たちが盛り上げる!

 WBO女子世界ライトフライ級タイトルマッチが行われた14日の鹿児島・内之浦銀河アリーナでは、鹿児島に所属する選手も出場し、会場を盛り上げた。セミファイナルでは日本ミニマム級13位の春口直也(30=橋口)がライトフライ級8回戦でタイ国ミニマム級3位のサンチャイ・ヨップン(22=タイ)と拳を交えた。
春口が圧勝した
 初回から春口がワンツー、左ボディを好打しペースを掌握。被弾したヨップンは右フックを返すが、春口は攻撃の手を緩めずボディにパンチを集めていくと、最後は左ボディをめり込ませキャンバスに沈めた。
鹿児島にベルトを持ち帰る!
 今年6月の日本王座戦以来の再起戦を勝利した春口は「右ストレートで倒そうとして、振りが大きくなってしまった。内容的にはイマイチ」と浮かぬ表情。さらに「これまではボディブローが少なかったので出せたことは収穫。ただ、左ボディの角度が甘かったし、もっと強弱をつけたかった」と今後に向けての課題を挙げた。
 2度目の王座挑戦を目指す春口は「日本ランキングを上げていき、また挑戦したい。2月に試合が決まっているので正月返上で頑張ります」とさらなる飛躍を誓った。
左:竹田 右:シリウォン
 2018年全日本ミニマム級新人王の竹田宙(19=S&K)はミニマム級6回戦でタイ国ミニマム級2位のパヌウィット・シリウォン(18=タイ)と激突。サウスポー竹田が軽快なフットワークからワンツーを打ち込むが、シリウォンは反応の良さを見せてこれを回避。しかし、攻撃にはつながらず竹田が積極的な攻撃でポイントをピックアップした。
納得のいく試合ではなかった
 6連勝を飾った竹田だが「相手が下がっていたのでポイントは取れたが、力んでしまい強いパンチを当てることができなかった。悔いが残る試合でした」と反省の弁が口を突いた。それでも「もっと練習して強い相手と戦っても倒せるようにしていきたい」と前を向いた。

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