協栄ジムが休会。所属選手はどうなる?

　協栄ジムの金平桂一郎会長が9日、太田貴裕弁護士と共に都内の東日本ボクシング協会事務局を訪れ、同ジムのプロボクシング活動を休止するため、休会届けを提出し、協会はこれを受理した。報道陣の問いかけに前会長となった金平氏は「私の不徳の致すところ」と頭を下げた。ジムの実質的なオーナーと金平氏の「金銭的なトラブル」が今回の騒動の原因とのことだが、詳細については分かっていない。何れにしても、今年で創立60周年を迎えた名門ジムは一旦、休会することになる。そうなると気になるのは、今月22日の全日本新人王決定戦に勝ち進んでいる亀田京之介など、所属選手の今後だ。国内のプロボクサーはいずれかのプロ加盟ジムに籍を置かないとプロボクサーとして国内のリングに上がれないため、現状では試合が行えない。選手ファーストを念頭において検討されるべき課題ではないだろうか。