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[予備検診]2019.11.4

井上尚弥とノニト・ドネアが70日ぶりに対面!

 WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)バンタム級決勝戦を3日後に控えたWBA(世界ボクシング協会)、IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)とWBA世界同級スーパー王者のノニト・ドネア(36=比/米)が4日、都内のホテルで予備検診に臨んだ。8月26日の発表会見以来、70日ぶりに顔を合わせた井上は、「(減量をしているので)お互いフォルムは小さいと思ったが、イメージは変わらない」と相手の印象を口にした。
 試合は11月7日(木)にさいたまスーパーアリーナで行われ、当日午後7時57分からフジテレビ系列で全国生中継される。
風邪予防のためマスクをして会見に臨んだ
 ドネアの方が身長で5.7p、リーチが3p上回っていることが判明。それに関して井上は、「相手の方が大きいのでどう考えて戦うか。昨日、練習を打ち上げたが、体重も問題ないので、あとは疲れを抜いて決戦に備えるだけ」と静かに闘志を燃やした。
エキサイティングな気持ちだ
 一方、検診の際、ピースサインをしたり、笑顔をふりまくなど終始リラックスしたドネアは、「このスポーツを長年しているが、闘志を出すのはリングに上がる時だけ」とコメント。フィジカル面のアドバンテージにも、「数字は気にしていない。昨日、サウル・カネロ・アルバレスとセルゲイ・コバレフの試合を見たが、あの試合こそ体格差を関係ないことを証明している」と一気に2階級上げてWBO世界ライトヘビー級王座を獲得し、4階級制覇を成し遂げたアルバレスの試合を引き合いにボクシングの魅力を語った。
絶好調だと大橋会長
 予備検診後に囲み取材に応じた大橋秀行会長は、「昨日、練習終わりで尚弥、拓真ともリミットを切った。ドネアはリラックスしているが、レジェンド特有の独特な雰囲気がある。世界戦に出場する4人とも絶好調なので私が心配することはない」と語った。
検診結果
■WBSSバンタム級トーナメント決勝戦
WBA・IBF王者:井上尚弥(大橋)
身長:164.5cm
頸周:34.5cm
胸囲:89.5cm
リーチ:171.0cm
血圧:143/80mm/Hg
脈拍:73/min
体温:36.3℃

WBAスーパー王者:ノニト・ドネア(比/米)
身長:170.2cm
頸周:36.0cm
胸囲:87.0cm
リーチ:174.0cm
血圧:141/82mm/Hg
脈拍:62/min
体温:36.9℃

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