水野拓哉「絶対倒します!」

　20日に名古屋・刈谷あいおいホールで開催される「SUPER FIGHT」の前日計量が刈谷市内のホテルで行われ、メインの56.7kg契約8回戦で対戦するOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級6位の水野拓哉(24=松田)と元OPBFスーパーバンタム級王者ロリ・ガスカ(30=大阪帝拳)がそれぞれ一発でクリアした。

　9連勝中の元日本ユース王者の水野は100gアンダーの56.6kgで計量を終えると、タイトル戦を視野に「絶対倒します!」と気合い十分。対し、大阪帝拳ジムに移籍しこれが2戦目のガスカは200gアンダーの56.5kgで秤を降り、「水野のことは知らないが、ランキングに入っているから良い選手だと思う。名古屋はタイトルを獲った想い出の地なので、今度も勝ってチャンスを掴む」と拳を握った。
　イベントを主催する松田ジムの松田紘太マネージャーは「名古屋での松田ジムvs大阪帝拳は薬師寺vs辰吉以来。その辺りにも注目して欲しい」と話した。

　さらに第6試合のフェザー級8回戦に出場するWBOアジアパシフィック・フェザー級14位の竹嶋宏心(23=松田)は、リミットの57.1kgでパスすると、対戦相手の同級2位ジョンジョン・エストラーダ(比)を見て「相手は身体つきも表情も良さそう。明日はしっかりと倒して勝つ。上位ランキングをもらってベルトを狙う」と意気込んだ。エストラーダは200g下回る56.9kgを計測した。

　また、セミファイナル51.5kg契約8回戦でプロ9戦目に臨む日本フライ級4位の畑中建人(21=畑中)はリミットの51.5kgでクリアし、900gアンダーの50.6kgのトマス・トペ・フレク(インドネシア)ともに仕上がりの良さをアピールした。