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[試合後会見]2019.7.6

尾川堅一が世界に向けて強烈アピール

  IBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級4位の尾川堅一(31=帝拳)が6日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のメインイベント、スーパーフェザー級10回戦でグレン・メデュラ(23=フィリピン)と拳を交えた。9月に世界挑戦者決定戦を控えている尾川の両拳に視線が注がれた。
尾川が格の違いを見せた
 ジャブを飛ばし距離を測った尾川は、相手の右フックをスウェーで回避。2回、距離を把握した尾川はワンツー左ボディを決めてダウンを先取すると続く回もワンツー連打で倒した。フィニッシュを狙う尾川はロープに詰めてコンビネーションで圧倒。粘りを見せていたメデュラだったが4回終了時に棄権の意思を示した。
手応えを口にした
 2年ぶりのKO勝利を収めた尾川は、「左を中心に組み立てたがまだ中途半端だった。ワンツーで突き離してからの左ボディで倒せたのは収穫だった。相手の心を折ったが、折り切りたかった。ジャブがよく当たり、楽しみながら戦うことができた」と冷静に試合を振り返った。
次戦は勝負の一戦
 9月に世界挑戦者決定戦を控える尾川は、「ところどころでの集中力を高めていきたい」と課題を挙げると、「世界一になるためにしっかり準備していくだけ」と気を引き締めた。
浜田剛史代表
 浜田剛史代表は、9月に世界挑戦者決定戦の予定で進めているが、対戦相手のアジンガ・フジレ(南アフリカ)が来日に難色を示しており流動的な状況だと明かした。
相手が強かった
 一方、最後はギブアップする形となったメデュラは、控室に戻ると「ボディ、イタイイタイ」と愛嬌を振りまき、「オガワはストロング!フック、アッパーはもちろん、ストレートジャブも強かった。彼ならチャンピオンになるよ」と称えた。

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