藤原芽子が韓国で世界初挑戦

　東洋太平洋女子フェザー級王者の藤原芽子(真正)が17日、神戸市内のジムで世界戦の発表会見を行った。3児の母としてこれまで日本と東洋太平洋のタイトルを奪取してきた肝っ玉母さんは、最終目標としていた「世界」のベルトをかけ6月29日(土)、敵地韓国のインチョンへ乗り込み無敗のWBA世界女子スーパーフェザー級王者のチェ・ヒョンミ(韓国)に挑戦する。

　会見の冒頭、山下正人会長は「この話自体は2ヶ月くらい前からあったのですが、契約できたのが1ヶ月前になり今日の発表になりました。ここで経験しておくことも大事ですし、何より一発で獲ってくれたらベスト。階級も一つ上で藤原のパワーが生かせると思うので、しっかりやってきます」と期待した。

　世界初挑戦が決まった藤原は「フィットネスで始めたボクシングがここまでなるとは思ってもいませんでした。初の海外が初挑戦になったのですが、海外の何が怖いのかもわかっていませんし、思いっきり戦ってベルトを持って帰るつもりです」と気合を入れた。また、3人の子供たちも世界戦決定を喜んだと話し「今回は近いのでついてきてもらいます」と心強い援軍も韓国入りする。