前日計量:アルバレスvsジェイコブス

　米国・ラスベガスで5月4日(日本時間5日)開催されるビッグマッチの前日計量が、3日(日本時間4日)試合会場となるTモバイル・アリーナで行われた。WBA(世界ボクシング協会)スーパー、WBC(世界ボクシング評議会)ミドル級統一王者サウル"カネロ"アルバレス(メキシコ)と、IBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王者ダニエル・ジェイコブス(米国)による3冠統一戦。メキシコの戦勝記念日となるシンコ・デ・マヨの週末、計量に臨んだ両選手にトラブルが発生した。
※日本時間5月5日(日・祝)にアメリカ・ラスベガスのT‐モバイルアリーナで行われるWBAスーパー、WBC、IBF世界ミドル級3冠王座統一戦となるアルバレスvsジェイコブス戦を、ストリーミング配信サービスの「DAZN(ダゾーン)」が独占ライブ配信を行う。

　ミドル級リミットとなる72.5kgをアルバレスは200gアンダーの72.3kgでパス。対するジェイコブスはジャストの72.5kgで合格した。トラブルが起きたのは計量を終え、フェイスオフで両選手が立ち並んだ時のことだった。額をぶつけながら睨み合うと、ジェイコブスが頭で押し込みにかかり、アルバレスは両手でプッシュして応戦。乱闘寸前となったが、両陣営が止めに入り事なきを得た。
　試合をプロモートするのはDAZNとコンビを組むマッチルーム・ボクシングUSAと、アルバレスを擁するGBP(ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ)、中継は両選手と契約を結ぶDAZNが行う。

　WBAスーパーミドル級1位のジョン・ライダー(英国)と、WBA同級4位のビラル・アカウィー(オーストラリア)によるWBA世界スーパーミドル級暫定王座決定戦。ライダーとアカウィーはともに同級リミットの76.2kgを300g下回る75.9kgでクリアした。WBAはスーパー王者にカラム・スミス(英国)、正規王者に明日ミドル級王者としてメインを戦うアルバレス、ゴールド王者にレノックス・アレン(米国)が君臨する中で暫定王座決定戦を決行する。

　GBP期待の若手WBAスーパーフェザー級3位のジョセフ・ディアス(米国)と、WBA同級5位のフレディ・フォンセカ(コスタリカ)によるWBA同級ゴールド王座決定戦。同級リミットとなる58.9kgをディアスは200gアンダーの58.7kg、フォンセカはリミットの58.9kgで秤を下りた。スーパーフェザー級もWBAは現在、スーパー王者にジャーボンタ・デイビス(米国)、正規王者にアンドリュー・カンシオ(米国)が王座を保持している。