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[試合後談話]2019.5.3

日本ユース・ウェルター級戦は衝撃の結末

   日本ユース・ウェルター級王者のクドゥラ金子(本多)と挑戦者の安達陸虎(井岡弘樹)が3日、大阪市内のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「CHAMP FIGHT.8」のメインイベントで激突した。静かな立ち上がりを見せた両者だが、中盤、衝撃的な結末を迎えた。
初防衛に成功したクドゥラ
   王者のクドゥラは、初防衛戦で敵地に乗り込み安達を迎えた。開始、安達はジャブを上下に打ち分け先制に成功した。クドゥラは被弾しながらも接近して右フックを強振する。3ラウンド終了間際、クドゥラの右がヒットすると安達は膝を揺らしたが、ゴングに救われる。安達は立ち直りを見せたが、5ラウンド、不用意に後退した安達に、タイミングよく右ストレートを決めたクドゥラがダウンを奪う。8カウントで辛くも立ち上がった安達だが、足元が定まらずカウントアウト。クドゥラが敵地で価値ある防衛に成功した。
防衛成功に笑顔のクドゥラ
   大勢の支援者と喜びを分かち合ったクドゥラは、「全然練習してきたことが出せませんでしたね。もっとボディを打っていく予定でしたが、出せなかった。追う練習もしてたけど追うこともできなかった。相手は強い選手でした。たくさんパンチをもらいましたしね」と反省の弁が口をついた。「また、練習頑張って上に行くので応援よろしくお願いします」と最後は笑顔で会見を締めた。
左:本多正孝会長
   本多正孝会長は「練習していたボディが出せなかったね。スパーリングでは出るのにね。クドゥラはまだ若いのでユースを防衛しながら、あとはランキングを見ながら次戦を考えていきます。まあ、経験を積んでいきたいですね」と、21歳の愛弟子の成長を期待した。
安達陸虎(井岡弘樹)
   一方、地元で悔しい敗戦となった安達は「思っていたほどのプレッシャーは感じなかったのですが、相手は落ち着いていましたね。修羅場をくぐっている感じがしました」と、悔しさをにじませた。
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