7/9石田vsウィリアムス

　米国の複数のボクシング専門サイトが、7月9日に米国アトランチックシティのボードウォークホールで石田順裕対元2階級制覇王者ポール・ウィリアムス(米)戦が行われると報じている。
それらの情報を総合すると、試合はスーパーウェルター級リミットを1ポンド上回る155ポンド(約70.3キロ)の契約体重で行われることになるという。

　まだ正式発表はないが、石田対ウィリアムスは下田昭文(帝拳)対リコ・ラモス(米)のWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチと同じリングでの試合となる模様。
　実現すれば石田は4月9日のジェームス・カークランド(米)戦に続く米国での試合となる。カークランド戦では3度のダウンを奪って初回TKO勝ちを収め、本場で一気に知名度と評価を上げているだけに今回も注目を集めることは間違いない。 　

　相手のウィリアムスはウェルター級とスーパーウェルター級の元2階級制覇王者。身長185センチ、リーチ208センチという大柄な29歳のサウスポーで、戦績は41戦39勝(27KO)2敗。昨年11月にセルヒオ・マルチネス(亜)の持つ世界ミドル級王座に挑んでKO負けを喫しており、これが再起戦となる。

ボクシングモバイルの取材に対し石田は「まだ正式決定ではない」としながらも「ウィリアムスと対戦の方向で話が進んでいるのは事実」と明かした。すでに相手の試合もチェック済みで「ウィリアムスは離れても接近しても戦える強い選手。スピードもパンチもあるので、本当ならばやりたくない相手。でも僕のパンチも当たると思うので、これからじっくり研究します。今度も日本人の意地を見せますよ」と話している。
　現在は大阪で調整中の石田だが6月初旬には渡米の予定。ロサンゼルスでトレーニングして、試合が正式決定すればそのままアトランチックシティ入りすることになるという。