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[試合後談話]2019.4.29

平成最後を飾るライト級8回戦in大阪

 平成最後のプロボクシングは29日、大阪市内の淀川区民センターで開催された「APPOLO KO LIVE」のメインイベント、宮本知彰(アポロ)と竹中関汰(姫路木下)のライト級8回戦で締め括られた。開始から危険な距離で打ち合い、会場はこの日、最高の盛り上がりを見せた。
平成最後のプロボクシングはKO決着
 倒し倒され、平成最後にふさわしいボクシングの醍醐味を凝縮した試合となった。開始、サウスポーの宮本は右ジャブから一気に距離を詰め、左ストレートをボディに決めた。対して、竹中は冷静に距離をはかると踏み込む宮本に右ストレートを狙う。すると2ラウンド、竹中の右ストレートが決まり宮本がダウン。立ち上がり打ち合いに応じた宮本は、左右のフックから左ストレートを決めダウンを奪い返した。しかし、ダメージは宮本の方が深く、竹中の右でダウンを追加。ここも気力で立ち上がった宮本だったが、足元が定まらず10カウントを聞いた。平成最後のボクシングはKO決着となった。
竹中関汰(姫路木下)
 大勢の支援者に祝福された竹中は「緊張はしていましたが、リングに上がったら平気になりました。最初に奪ったダウンは右でしたが、感触はなかったです。(自分が)ダウンした時も全然効いてなかったので焦りはなかったです。平成最後のボクシングでなんとかKO勝ちができて本当にうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。「今後はランキングに入れるように頑張ります」と先を見据えた。
木下貴志会長
 木下貴志会長は「最初のダウンで勝負はあった感じでしたね。本人が言ったようにとりあえずはランキングに入らないと話にならないので、頑張っていきます」とこちらも終始笑顔で喜びに浸った。

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