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[試合後談話]2019.4.15

3年ぶりのリングでアップセット

 15日に後楽園ホールで開催された「ダイナミックヤングファイト」のセミファイナル54.5kg契約8回戦では、3年ぶりに復帰した中村誠康(TEAM10COUNT)が”土浦のドラゴン”こと日本バンタム級7位の高橋竜也(ヤマグチ土浦)から先制のダウン奪い、判定で破る波乱があった。
中村が殊勲の勝利
 10戦6勝(6KO)3敗1分の成績で初8回戦に挑んだ中村は、積極的な攻撃で3回に右フックでダウンを奪うと、高橋の追い上げを豊富なスタミナと手数でしのいだ。各ジャッジの評価に開きはあったが、最大5ポイント差をつける判定勝ちでランキング入りを濃厚なものとした。
作戦通りに上手くいった
 試合後、アップセットを起こした中村は「気分は最高です!」と喜びを爆発させ、「判定決着のことは考えずに最初から全力疾走するつもりで戦った。スタミナの心配もなかった」と満足の表情を見せた。
練習に取り組む姿勢が変わった
 前回、3年前の敗戦後に子どもが生まれたのをきっかけにグローブを置き、仕事に専念していた中村だったが、ボクシングを忘れられず「子どもに勝つところを見せる」と復帰を決意した。この勝利でランキング入りも期待される中村は「ボクサーならチャンピオンになりたいのは当然のこと。同門の松田(松田恵里=日本・OPBF女子アトム級王者)がベルトを持っているのでジム初の男子チャンピオンになりたい」とさらなる飛躍を誓った。

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