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[前日計量]2019.4.5

太尊康輝「格好良く倒したい」

 元OPBF東洋太平洋ミドル級王者の太尊康輝(26=角海老宝石)が5日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。太尊は明日の6日、後楽園ホールで開催される「第583回ダイナミックグローブ」のセミファイナル、74.0kg契約8回戦でチャイワット・ムアンポン(32=タイ)と対戦する。 
練習してきたことを出す
 約1年4ヶ月ぶりのリングとなる太尊は、100gアンダーの73.9kgでクリア。王座返り咲きを目指す太尊は、「久しぶりの試合で緊張もするだろうが、楽しみながら試合をしたい。自分は左ストレートで注目されてきたが、それを当てるためにジャブをしっかりと見せていきたい。豪快に倒すのではなく格好良くKOしたい」と内容にこだわると語った。 
終始落ち着いた表情を見せていた
 一方、これが2度目の来日のムアンポンはリミットちょうどの74.0kgで秤を降りると、「1〜2ラウンドは様子を見て仕掛けていきたい。相手は身長が高いのでボディを狙っていく」と静かに闘志を燃やした。ムアンポンは昨年6月に現日本ミドル級王者の竹迫司登(ワールドスポーツ)とノンタイトル戦で対戦し、7回TKOで敗れているが強打を浴びながらも前に出てガッツを見せた。太尊がタフなタイ人をどのように仕留めるのか興味深い。
左:富岡 右:佐藤
 第4試合では日本ユース・ライトフライ級王座決定トーナメント準決勝で日本同級4位の佐藤剛(22=角海老宝石)と富岡哲也(23=REBOOT)が激突する。佐藤はリミットちょうどの48.9kg、富岡は200gアンダーの48.7kgを計測した。
7連勝の佐藤
 日本ランキングも4位に上昇し、日本王座挑戦も見えてきた佐藤だがユース王座戦出場を決めた。佐藤は、「自分はアマチュアの経験がないので、強い相手と戦ってキャリアを積みたかった」と出場した理由を話すと、「相手には気合いで負けない。どんな展開になっても自分のスタイルを貫き通す」と自信を見せた。
試合ができるのがうれしい
 対して、これが約1年ぶりの試合となる富岡も「強い相手と戦いたかったからユーストーナメント戦に出ることに決めた」と語ると、「相手はガンガン前に出てくるファイターなので、自分からプレスをかけて打ち合いに持っていきたい。明日は日本ランキングを奪いにいく」と必勝を誓った。

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