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[試合後会見]2019.4.2

赤穂亮は世界をアピールできたのか?

 WBO(世界ボクシング機構)バンタム級4位、IBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級11位の赤穂亮(32=横浜光)が2日、後楽園ホールで開催された「A-signBee.19」メインイベントに出場。56.0kg契約8回戦で日本スーパーバンタム級20位の藤岡飛雄馬(27=宮田)と拳を交えた。前日計量で3ラウンド以内でのKO宣言が飛び出した赤穂の仕上がりに視線が注がれた。
赤穂が負傷判定勝ち
 サウスポー藤岡がジャブからワンツーを繰り出すが、赤穂は左ボディ、左フックで襲い掛かった。藤岡は番狂わせを起こすべく、赤穂の強打をブロックで回避すると強い気持ちで対抗し会場を盛り上げた。赤穂のパンチは空を切ったが、圧力を強め左ボディから右を叩きつけて攻勢。しかし、赤穂は2回と3回に偶然のバッティングで眉間と左目上をカット。5回に傷が深くなり負傷判定で辛くも勝利した。
弱い自分にガッカリした
 厳しい表情で控室に戻ってきた赤穂は、「良い練習ができているのにリングに上がったら燃えてこない。以前は相手が効いていたら野獣のように攻めていけたのに…。こんな姿を見せていたらファンの方々に失礼。これからのことは考えます」と話すとバッティングで負った傷口の手当てのため、早々と会見を切り上げた。
そこまでの差はないと思う
 一方、世界ランカーと真っ向から打ち合った藤岡は、「パンチはこれまで戦ってきた相手の中で一番あったが、自分のやりたいことはできた。やりずらそうにしているのがわかった。採点以上の差はないと思う。自信になった」と手応えを感じていた。笑顔を見せた藤岡は、「こうして盛り上がったのは赤穂さんと両応援団のおかげ。また、こういう盛り上がる試合がしたい。赤穂さんが僕にかまってくれる時間があるなら再戦したい」と感謝の気持ちを言葉にした後にリターンマッチを希望した。
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