黒田雅之が足もとから世界獲りへ

　約6年ぶり2度目の世界挑戦が決まった黒田雅之(川崎新田)に足もとから強い味方が加わった。5月13日(月)の後楽園ホールでIBF王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)に挑戦する黒田は、3日に東京・南青山のオーダーメイドインソール「フットトレーナーズ」で世界戦に向けシューズのインソールを新調した。

　各分野のスポーツに合ったインソールを自ら開発するのは代表の飯田潔氏。選手の動作解析からカラダの動きや姿勢の問題点を洗い直し、ケガの予防やパフォーマンスを向上させるために総合的な指導、サポートを行うスペシャリストだ。黒田とは10年以上の付き合いがあり、今回も黒田の動きに合わせた最適なインソールを製作した。

　4日の練習でこのソールを早速試した黒田は、「今回は補強材を入れてもらい、足のブレがいつもより少なくなったと思う。まだ慣らしの段階ですが、踏んだ感触も自然で良い」とコメント。2ヶ月後の世界挑戦に向け、「チャンピオンは踏ん張りの強い選手ですが、僕もこれで基礎的な動きが向上し、足もとでも十分に勝負ができる」と手応えを感じていた。