塙英理加がメキシコで世界挑戦

　OPBF東洋太平洋女子ミニフライ級王者の塙英理加(28=UNITED)の2度目の世界挑戦が決まった。これは21日にWBC(世界ボクシング評議会)が公式ホームページで発表したもので、塙は2月16日(日本時間17日)にメキシコ・カンクンでイセニア・ゴメス(23=メキシコ)が保持するWBC女子世界ライトフライ級王座に挑むことになった。

　ゴメスは昨年9月にエスメラルダ・モレノ(メキシコ)から世界王座を奪取し、今回が初防衛戦となる。スタイルは近い距離を得意とするファイターだが、ガードが固く攻守のバランスにも優れている。戦績は22戦14勝(6KO)5敗3分。
 　対し、17年5月以来の2度目の世界挑戦となる塙は13戦10勝(4KO)3敗。前回は江畑佳代子(ワタナベ)と空位のWBO女子世界ミニフライ級王座を争い、フルラウンドの打ち合いを繰り広げるも最大6ポイント差の判定負けで涙を飲んだ。その後、2度の地域タイトル挑戦に失敗したが、昨年11月に空位のOPBF王座を獲得し、今回のチャンスを掴んだ。敵地での挑戦だけに厳しい戦いは予想されるが、キャリアを重ねるごとに確実な成長を見せる塙なだけに期待値は高い。