小関、タイの強豪を迎え

　8日、後楽園ホールで開催されたWBC女子世界王者・小関桃(青木)の6度目の防衛戦は、6勝(4KO)1分の無敗の挑戦者クリカノック・アイランドムエタイ(タイ)を迎え行われた。
　王者・小関は1回からモーションの小さい左ストレートで挑戦者クリカノックの顔面を跳ね上げ、早々と主導権を引き寄せた。

　クリカノックは小関の左ストレートが見えていないのか、立て続けにワンツー・左ストレートを打ち込まれると5回、小関のワンツー・左フック連打にレフェリーが割って入った。

　6度の防衛戦で初のTKOを勝ち獲った"ピンクのサウスポー"小関桃。試合後に当サイトのインタビューに応えてくれた。

■6度目の防衛戦で初のKO防衛でしたね。
小関　これは対戦者あってのTKOですから。みんなにも"初のTKO"っていわれましたが、特に意識はしてなかったんです。私としては10回戦うつもりだった。

■セコンドは序盤、まだ行くなって声もありましたが。
小関　最初は距離を保って戦うことが課題でした。だから序盤は様子を見てっていわれてました。だけどチャンスが5回に来たのでまとめることが出来たと思う。

■勝った瞬間は?
小関　なんか微妙な止め方でしたね(笑。それまでもレフェリーがなかなか止めなかったし。相手も世界戦ってことで心も折れなかった。右ストレートは威力がありましたよ。

■最後にファンにメッセージを。
小関　たまたま今日はTKOでかてました(笑。私の持ち味はスタミナと手数だと思っています。そして目指すのは打たせず打つで10ラウンド戦い、フルマークで勝つこと。一歩一歩目標に近づいて行くのでこれからも応援お願いします。