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[ニュース]2011.5.8
詳細★バスケスJr.vsアルセ
パッキャオ対モズリーの前座では、ウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)対ホルヘ・アルセ(メキシコ)のWBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチが行われた。
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親子世界チャンピオンとして知られる26歳のバスケスと、メキシコ初の4階級制覇を狙う32歳のアルセ。
先手をとったのは挑戦者だった。アルセは初回から積極的に攻めて出てバスケスを後退させ、手数で優勢を印象づける。早くも3回には距離を詰めて得意の打ち合いに持ち込む手前まで追い込むことに成功した。
先手をとったのは挑戦者だった。アルセは初回から積極的に攻めて出てバスケスを後退させ、手数で優勢を印象づける。早くも3回には距離を詰めて得意の打ち合いに持ち込む手前まで追い込むことに成功した。
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4回もアルセのペースで進行していたが、ラウンド終了ゴングと同時にバスケスの左フックでダウン。ゴングに逃げ込んで最悪の事態は免れたがアルセのダメージは明らか。
これを機にバスケスが流れを引き寄せ、相手が出てきても冷静に対処して中盤の多くを支配した。アルセは足が出ずに上体だけ突っ込むかたちで攻めるが、逆に左フックを合わされるなど危ないシーンが何度かみられた。
これを機にバスケスが流れを引き寄せ、相手が出てきても冷静に対処して中盤の多くを支配した。アルセは足が出ずに上体だけ突っ込むかたちで攻めるが、逆に左フックを合わされるなど危ないシーンが何度かみられた。
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このままバスケスが引き離すかと思われたが、11回に再び流れが変わる。アルセが左右の連打で王者を追いたてたのだ。迎えた最終回、アルセはバスケスを果敢に攻めたて、ロープに追い込んで連打を浴びせた。必死に応戦していたバスケスだが、大きくのけぞるなど危険な状況に。これを見たセコンドがエプロンに上がり、水の入ったボトルをリングに投げ入れ棄権を申し出た。
11回までの採点は二者が104対104のイーブン、もうひとりは107対102でアルセ優勢だった。
11回までの採点は二者が104対104のイーブン、もうひとりは107対102でアルセ優勢だった。
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アルセはメキシコ人として初の4階級制覇を達成。戦績を65戦57勝(44KO)6敗2分とした。目を痛めたバスケスは試合後、病院に直行した。22戦20勝(17KO)1敗1分。