田中恒成vs田口良一戦が実現!

　WBO世界フライ級王者の田中恒成(畑中)と元WBAスーパー・IBF世界ライトフライ級王者の田口良一(ワタナベ)が10日、名古屋市内のCBC放送特設会場で次戦の発表会見を行った。両者は3月16日(土)、「岐阜メモリアルセンターで愛ドーム」でWBO世界フライ級タイトルをかけて激突する。この二人は、2017年の大晦日にWBOとWBAのタイトルをかけての対戦を予定していたが、田中の怪我により消滅した経緯がある。
 

 　この試合のプロモーターである畑中清詞会長は「1月10日は福沢諭吉の誕生日、この良き日にビッグカードを報告できることをうれしく思っています」と喜びを語った。「田口選手は前戦の木村選手と違ったタイプですが、両者はボクサーファイターなので緊迫した打ち合いになると予想しています」と試合をイメージした。

　続いて田中は「前回の試合は良いパフォーマンスができたので次戦もそれを出せたら良いと思っています。1年越しで状況(階級)は変わりましたけど、田口選手は1番対戦したい選手でしたし、メチャクチャ強い選手です。対戦を本当に楽しみにしています」と語った。

　4年3ヶ月ぶりに挑戦者としてリングに上がる田口は「まず、試合を組んでいただいて感謝しています。本当に強い相手と思っていますが、盛り上がる試合をして勝ちたいと思います」と静かに語ると、「(田中選手は)前回の試合もレベルが上がっていましたし、自分自身もさらにレベルアップしていかないと勝てない相手だと思っています。すべてにおいて底上げをしたいと思っています」と気合いの表情を見せた。