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[試合速報と試合後談話]2018.12.31

平成最後の大晦日!真打は井岡一翔

 平成最後の大晦日、トリプル世界戦の真打を務めたのは、日本人初の世界4階級制覇を懸けてリングに上がった井岡一翔(井岡→渡米)。ボクシングファン待望のビッグマッチは、WBO世界スーパーフライ級王座決定戦。対戦相手は、井岡と同じく世界4階級制覇に向けてフィリピンからマカオ入りしたドニー・ニエテス(36)。
ドニー・ニエテス(比)
 4階級制覇達成を祝う多くのサポーターに囲まれた新チャンピオンのドニー・ニエテス(比)は試合後、「イオカは試合中に戦い方を変えてきたが、変えなかったら倒せたよ」と自信を見せたが「これまで戦った選手の中でもトップレベルだったが、イオカのジャブにはジャブとストレートをカウンターに合わせて対応した」と一進一退の攻防を振り返った。
 今後に関しては「まだこの階級に上げたばかりだからこの階級で戦う。他の団体のチャンピオンやローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、シーサケット・ソールンビサイ(タイ)やファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)らと対戦したい」と抱負を語った。
挑戦は終わらない
    試合後、井岡は「僕が再起して見据えたものは簡単なものじゃないのはわかっていました。ただ、応援してくれている方や、この試合に携わってくれた方々に申し訳ないという気持ちと、悔しい気持ちです」と試合後の率直な感想を語った。「展開が難しかったですね、ペースを握ることができなかった。ニエテスは強かったです。全部を出し切った充実した気持ちはありますが、今日は僕の日ではなかったと思います」と悔しさをにじませた。
元WBA世界スーパー王者の内山高志氏
    内山氏は「僕は五分五分か、井岡の勝ちだと見たんですが、難しいですね。印象の部分でニエテスがパワーで上回ったと見たのかもしれませんね。一発のパワーはニエテスだったので。井岡にはまだまだ続けていってほしいですね」と井岡の再起に期待した。
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