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[前日計量]2018.12.12

吉野修一郎「今回はキレイな顔で終わりたい」

 日本ライト級タイトルマッチ、王者の吉野修一郎(三迫)vs同級10位の小林和優(RK蒲田)の前日計量が12日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、両者ともリミットの61.2kgを一発でクリアした。試合は13日、後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインに組まれ、フジテレビで15日(土)27時から録画放送される。
しっかり倒して今年を締めくくる
 昨年10月に決定戦を制して王座に就いたアマチュア出身の吉野は、プロ9戦目の今回が早くも3度目の防衛戦となる。リミットを100g下回り秤を降ると、「いつも以上にウェイト調整が上手くいった」と納得のコンディション作りに自信の笑み。吉野に対し、倍のキャリアを持つ長身の挑戦者については、「これまでも同じぐらいの長身選手を相手にしたきたので、やることは変わらない」とし、「連続KOの期待もあるので内容にこだわる。前回のように鼻血を出さず、キレイな顔で終わりたい。チャンスがあれば1ラウンドから行きますよ」とKO勝ちを意識。続けて「今後は違う景色も見たい」とステップアップも視野に入れた。
タイトル初挑戦の小林
 一方、タイトル初挑戦の小林は、リミットちょうどで計量をパスした。ホッとした表情を浮かべ、「しっかりとやってきたことを出すだけ」と気負いなく話した小林は、13年のキャリアを振り返り「長かったですね。ようやく来たこのチャンスが最初で最後」と決意した。またアップセットを狙い、「チャンピオンの方が上手いのは分かっています。気持ちで負けずに相撃ち覚悟で攻めるだけ。ボクサー人生のすべてを懸けて挑みます」と硬く拳を握った。
田之岡と小山内
 第4試合に組まれた技巧派対決、バンタム級8回戦に出場する小山内幹(ワタナベ)と田之岡条(小熊)は、小山内がリミットの53.5kgを200gアンダー、日本スーパーフライ級12位の田之岡が100gアンダーでクリアした。
 田之岡の日本ランクを狙う小山内は「絶好調! あとはしっかりとリカバリーして明日の本番に臨むだけ」と声を弾ませ、上位ランクへの再浮上を目指す田之岡は「これまでとは違う武器を身につけてきたので、明日はちょっと泥臭く行きます」と秘策に自信を示した。

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