決戦に向け最終会見

　世界中から集まった数百ものメディアに見守られながら行われた記者会見には、両選手に加えボブ・アラム氏(トップランク社)、両陣営のトレーナー、そしてラスベガス市長までが出席した。
　試合決定からお互いがリスペクトし合うコメントをしてきたパッキャオとモズリーらしく、会見も和やかなムードで進んでいった。
　パッキャオは「この試合を決して軽く見てはいない。モズリーは強いパンチを持っているし、31、32歳のスピードがある」と言ったあと、「私は戦いの人生だった。幼いころは食べることに戦ってきた。私の最大の戦いは母国フィリピンの貧困を救うことであってボクシングではない。そのシンボルとして試合当日は黄色いグローブで戦う」と語った。
　これに対してモズリーは「パッキャオはウェルター級にしては背が低いが、パワーがある。まるでマイク・タイソンみたいだ」と相手を持ち上げた。また、両トレーナーも試合への自信を語った。「マニーは今までで最高のキャンプで100%の準備ができている」とローチ氏が話せば、「シェーンのボクシングIQは高い。シェーンが自分らしい最高の“シュガー・シェーン・モズリー”で戦えればパッキャオは手こずるだろう」とリチャードソンも自信を見せた。

※「マニー・パッキャオvsシェーン・モズリー」は5月8日(日)午前11:00より、WOWOWにて独占生中継

※ボクシングモバイルではアンダーカードを含め、パッキャオvsモズリーを現地から速報でお伝えする予定です。