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[大晦日]2018.11.5

ルール交渉が難航?メイウェザー対那須川天心が決定

 東京・六本木の六本木ヒルズクラブで行われた記者会見では、世界主要4団体で5階級を制覇し、50戦無敗で引退表明したフロイド・メイウェザー・ジュニア氏(41=米国)が登場し、大晦日に総合格闘技団体『RIZIN』がさいたまスーパーアリーナで行う大会への参戦を発表。対戦相手は、キックボクシングを中心に格闘技界で抜きん出た活躍をする日本人の那須川天心(20)と発表された。ルールはメイウェザー自身の口からも「向こう数週間で対話して決めていく」と語られた。
ネットを通じて映像配信もされた記者会見
 1996年アトランタ五輪への出場前には外国への遠征もあったメイウェザー氏だが、プロボクシング戦はすべてアメリカで行なってきた。それが引退後の今、大晦日の日本で格闘技イベントに参戦する動機について、壇上からこう語った。
「自分のスキルを披露するにあたって、今までと何か違うことをしてみたかった。那須川の試合は、ハイライトで映像を観させてもらったが信じられないほどの能力を持った格闘家だ。スキル、才能、パワーもある。そして負けたことがないのは、正しいことをしてきたという優れたファイターの証なので称賛したい。経験では私が有利だが若さは力だ」
体重的にも大きなハンディを背負う那須川
 続いて「神童」の異名を持つキックボクシング界の人気選手、那須川は「自分の人生で最大の出来事が実現してうれしい。オファーが来てすぐにOKした。ルールはボクシングでも何でもいい。(メイウェザー氏のことは)オーラを感じるがパンチは当たりそうだと思った」と最後に牽制を入れると、メイウェザー氏はパフォーマンス混じりに嘲笑ってみせた。
 
榊原実行委員長
 大会の実行委員長である榊原信行氏は「ジャッジも含めてルール交渉は難航しているが、ヘッドギアを付けた大きなグローブで戦うことはまずない。我々にはボクシングの試合を行うライセンスを持っていないが、平成最後の異種格闘技戦は、モハメド・アリ対アントニオ猪木に引けを取らないい“スペシャルスタンディングバウト”になる」と豪語した。

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