第31回WBO総会 田中vs木村がWBO年間最高試合!

　10月29日(日本時間30日)からパナマ・パナマシティで開催されていた第31回WBO(世界ボクシング機構)総会が1日(日本時間2日)、年間表彰の発表とともに閉会した。日本から参加していたWB0世界フライ級王者の田中恒成(畑中)は世界3階級制覇の特別賞と、9月に名古屋で木村翔(青木)に挑戦したWBOフライ級タイトルマッチで年間最高試合に選ばれた。

　大熱戦となった日本人同士の世界戦は、挑戦者の田中が王者の木村を相手に僅差の2-0判定勝利。そしてWBA(世界ボクシング協会)ライト級王者のワシル・ロマチェンコと並ぶ、世界最速タイ記録の12戦目で3階級制覇を達成した。現地で行われた試合を観戦したり、イベントに参加していた田中は授賞式で大きな歓声を受けた。

　また、年間最優秀選手賞を受賞したのはWBOウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)。昨年、Sライト級4団体王座統一を果たしたクロフォードは、6月にジェフ・ホーンの持つWBOウェルター級王座に挑戦。9回TKO勝利で3階級制覇を達成した。また来年の第32回総会は東京で開催されることが決定された。